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2010年11月24日 (水)

『拳を上げるな!』 (今現在)

自衛隊生徒の時、区隊長に言われた言葉がある。

『拳を上げるな! 拳を上げるから、振り下ろしたくなるんだ!』

他にも、似た様な言葉を、沢山、聞いてきた。

『箸を握るな! 握ると突き刺したくなる。』

『棒を持つな! 棒を持つと振り回したくなる。』

『石を持つな! 石を持つと投げたくなる。』

『バットを持てば、振りたくなる。』

『竹刀を持てば、叩いてみたくなる。』

『ボールがあれば、蹴りたくなる。』

『サンドバッグがあれば、蹴ったり、殴ってみたくなる。』

『鉄棒があれば、ぶら下がり、跳馬があれば、跳んでみたくなる。』

そして、

『ライターを持てば、火を点けたくなる。』

『煙草を手にすれば、吸ってみたくなる。』

『杯を手にすれば、酒を呑んでみたくなる。』

更に、

『ナイフを持てば、刺してみたくなる。』

『銃を手にすれば、撃ってみたくなる。』

『原爆を作ってしまったら、落としてみたくなる。』

少年工科学校の1年生。

未だ、坊主頭の15歳であった。

そんな時に、7.62mm64式小銃を与えられた。

重さは、4.3kgだったと思った。

それを、区隊長に、ずしりと両腕の上に、抑え付けられる様にして、載せられた。

思わず、落としそうになった。

同期で、銃を落とした奴がいた。

区隊長は、容赦無く、蹴飛ばした。

『馬鹿もんが! 貴様なんかは、銃を持つ資格が無い!』

15歳の小僧には、荷が重過ぎる、小銃の授与式であった。

『これは、武器ではない! 平和を守るための道具だ!』

そう、第1教育隊長、高濱3佐は叫んだ!

第1区隊長、中澤1尉はこう言った。

『この小銃は、人を撃つためのものではない! 平和を維持するために、それを音で知らせるために、発砲するのだ。』

15歳の若僧には、全く、理解ができずにいた。

『戦争は、絶対に起こしてはならない。また、武器も使用してはならない。』

高濱3佐は、幾度と無く、そう、私達に教育をした。

だけれども、矛盾だらけであった。

武器を武器と言うな!

武器を持っているのに、使うな!

と言う。

本当に、訳が判らなかった。

助教達も、口を揃えていた。

岸1曹は、

『国を守ると思うな! 自分の、一番大事な人を守ると思え! 家族だったり、友達だったり、そう言う人達を守る時にだけ、銃を使え!』

山本3曹も、それに続いた。

『今は、周りには、同期しかいない! 助け合えるのは同期しかいない! 同期はとても大切な仲間だ! 同期は守れ! その時に、銃を使うんだ!』

初めは、銃を持つ事が、格好好い事だと思っていた。

銃に触れる事が、嬉しく思えていた。

小銃を手にして、一人前の、自衛官になった様な気がした。

学校朝礼で、銃を持って行進をした。

それが、国を守っていると思わさせた。

銃の扱いに慣れてきた。

銃の分解もできる様になった。

実弾射撃もした。

たかだか、15歳で、である。

平和の意味?

国を守る?

自衛権の行使?

憲法第9条?

特別職国家公務員?

自衛隊員ではなくて、自衛官?

『自衛隊内で、銃を撃てるのは、自衛官だけである!』

そう、中澤1尉は、言っていた。

『貴様達は、自衛官である! その自覚を持て!』

生徒の、1年生の時は、銃を撃てる事が嬉しくって、それで終わってしまった。

2年生の時には、あまり変化が無かった。

3年生になり、東富士で、野営訓練を行った。

夜間行軍の最後に、銃をハイポートし、何キロも走った。

とにかく、暗闇の中を走った。

銃が、こんなにも重たいとは!

同期が挫けそうになった。

助教が怒鳴った!

『同期を見捨てるな! みんな辛いんだ! 助け合え!』

銃を、2丁手にした。

重さは倍になった。

もう、銃を抱きかかえるしかなかった。

銃の重みを、とことん、知った時であった。

3等陸曹になった。

ひょんな事から、防衛庁に転属になった。

六本木である。

実際は、檜町駐屯地と言った。

その、檜町警備隊本部の運用科勤務となった。

警備隊の本部には、狙撃手要員が、置かれていた。

本部内で、その選抜が行われた。

狙撃手になると、専用のスコープが渡された。

銃には、常にそれが装着されていた。

狙撃手は、年に何回か、射撃訓練を行っていた。

但し、その『的』になるのは、自分自身であった。

警備隊本部の、あまり広くは無い講堂に、コンパネが運び込まれた。

そこに、その上に、狙撃手、自分自身が、寝転がって、大の字になるのである。

お互いに、人型を取った。

髪を黒く塗り、服の部分はOD色に塗り、肌が露出している部分は、肌色に塗った。

裏に、角材を打ち付け、『的』は、完成をした。

結局、自分で、自分自身を撃つのである!

自分で自分を撃つ!

その時、私は思った。

『銃は、人に向けてはいかん!』

その事の、大元の意味は、少年工科学校の、教育隊長であり、区隊長であり、助教達が、語ってくれていた。

私は、私が私自身を撃つ度に、そんな事を思い出していた。

昨日、とっても悲しい、そして、とても愚かなニュースが舞い込んだ。

確かに、朝鮮半島は、戦時中である。

ただ単に、休憩(休戦)をしているだけである。

いつ、何処で、何が、勃発をしたっておかしくは無い。

だけれども、人に、筒を向けはいけない。

ましてや、人を殺めては、絶対にいけないのである。

人殺し。

殺戮。

戦争。

どれもこれも、行ってはいけないのである。

『銃を持てば、撃ちたくなる。』

『大砲に、弾が込められていれば、撃ってみたくなる。』

人間とは、何て、愚かで儚い、ものなのであろうか!

誰を責める訳でもないが、考える余地は、まだまだ、残されている様に思えてならない。

犠牲となって、尊い命を失ってしまった方々のご冥福を、心から祈りたい。

『拳は上げちゃいかん! まず、話し合え!』

確か、生徒8期、田中1尉の言葉だったと思った。

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2010年9月24日 (金)

『感動と感謝!』(^o^)/ (今現在)

絶対に、その瞬間を、見逃してはいけない!

そう思って、夜中に起きた!

絶対に、起きると決めていた!

そんなにしてまで、構えていたのに、一体全体、何と言う事であろうか!

たった、一球で決めてしまった。

それも、初級である。

見事な、センター前ヒットであった。

本当に、目が覚める思いであった。

本当に、一瞬の出来事であり、あっと言う間に、その時は過ぎ去ってしまった。

余韻なんて、そんなものは無かった。

ただ、一塁ベース上に、いつもと変わらぬ姿で、立っている姿を、観るだけであった。

チームメイトとの確執があったそうだ。

だから、直ぐには、そして、瞬間的には、観客にも応えられなかったそうである。

だけれども、ダッグアウトの中で、チームメイトが総立ちとなって、また、身を乗り出したその姿を観て、『あぁ、これで好いんだ。』と、そう感じたそうである。

それで初めて、観衆に、声援に、やっと、応えたそうなのである。

私は、その姿を観ていて、思わず、涙が流れて来てしまった。

心の底から感動したとか、その様な事ではない。

何か、途轍もなく、不思議な力に、包まれたと思った。

この世のものとは思えない様な、そんな、不思議な、光景に出会った様な気がした。

それに、とても美しい、光の様なものに、出会った気がした。

自分自身の、体全体の力が抜け、そして、涙が、溢れ出て来た。

『感動』と言う『感動』ではない!

体の芯から、何かが出て来たのである。

その何かが、涙を流したのである。

それは、今まで出会った事が全く無かったものである。

初めての体験かも知れない。

パソコンの画面に釘付けになり、暫くは、動く事さえできなかった。

記憶を辿ろうと思った。

その光景を、眼に焼き付けようと思った。

だけれども、そんな事はできなかった。

そんな事を許すほどの、時間も与えてはくれなかった。

本当に、一瞬の出来事であった。

本当に、美しい、クリーンヒット!

素晴しいではないか!

そして、淡々とした、たたずまい。

その、世界初の偉業を成し遂げた人物は、いつもと全く、変わらない姿でいた。

10年連続、200本安打。

それは、誰も到達をしたことがない、未知の領域である。

誰も、何も判らないのである。

しかしながら、たった一人だけ、その事を知っている、そして、体験している人間がいる。

確かに、いるのである。

それは、テレビの画面を通してだけれども、現実に存在をするのである。

この地球上に、存在をするのである。

誰も、否定をすることはできない!

現実なのである。

10年間。

私は、何か続けてきた事があるだろうか?

そして、寸分違わず、続けてきた事があるだろうか?

日々、積み重ねて来たものがあるだろうか?

何も、見付かりはしない。

しっかりと、目標を定めて、生きてきたであろうか?

人生に、ブレを生じさせないで、生きてきたであろうか?

継続をさせようと、心に誓ったことがあったであろうか?

何も、見付からない。

10年間。

果たして、これから何かをしようとして、続けていく事ができるものが見付かるであろうか?

それよりも何も、生き続けていられるであろうか?

健康を、守っていく事ができるであろうか?

体力の維持ができるであろうか?

何も、約束はできない。

毎日、同じことを、繰り返し続けることができるであろうか?

生活のリズムを、守ることができるであろうか?

そんな精神力は、持ち合わせているのか?

根性を、持っているのか?

それらは、今更、身には付かないであろう。

若い時に、身に付けたもの。

それは、本当に、一生ものだと感じる。

若い時に、どれだけ、自分のために努力をしてあげたのか?

その結果が、問われるのであろう。

誰もが、できないのではない。

誰もが、自分のために、努力をしなかったのである。

自分で、自分のことを考えなかったのである。

そうして、本当に、好きになれるものを、見付け切れなかったのかも知れない。

とことん、考え抜かなかったのかも知れない。

だけれども、それを成し遂げてしまった人間がいる。

いや、過去形ではなくって、現在進行形である。

その上、まだまだ、発展途上にいる。

これからも、まだまだ、成長をし続け、まだまだ、継続はされて行くであろう。

そんな人物を、観てしまった。

そして、その人間と、同時期に、生きていられる事を、幸せに思う。

そして、とっても光栄に思う。

そして、その躍動する姿を観ることができて、とても嬉しく思う。

その姿を、鮮明に観ることができて、心が躍る。

心が、弾む!

あの、全身ばねの様な動き。

そして、しなやかな身のこなし。

クールな態度。

どれもこれも、みんなとっても、独創的である。

とっても、個性的である。

本当に、魅力的である。

あんな色気は、まず、出す事はできないであろう。

人を惹き付ける強さ。

誰にも、負けないであろう。

誰も、敵わないであろう。

魅力的だ!

これからも、世紀の瞬間は、続いて行くであろう。

そうして、新たな扉が、次々に、開かれて行くであろう。

私は、それを見続けたい。

果たして、いつの日まで、見続ける事ができるであろうか?

だからこそ、見習うのだ。

自分のために、自分で努力をするのだ。

そうして、同じ時を過ごさせて頂いている事に、感謝をするのだ!

歴史は、当然の如く、どんどんと、積み重ねられて行く。

だけれども、歴史の目撃者になることは、意識はしていなかった。

しかしながら、今回は、体の芯からあふれ出す霊気と共に、また、涙と共に、歴史を目撃した。

身震いもした。

拳も、握り締めてしまった。

確かに、歴史を目撃したのである。

同じ時を生きているのである。

『イチロー』。

その名は、歴史に刻まれつつある。

これからも、刻まれ続けるであろう。

だから、一々、感動をして、感謝をしていても、仕方が無い様にも思う。

だけれども、お礼の言葉を述べなくてはなるまい。

『感動』を、ありがとう!

そして、同時期に、生きていることに、『感謝』させて頂きたいと思う。

益々の、進化と、益々の、活躍を、祈りたいと思う。

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