カテゴリー「知覧いのちの物語」の1件の記事

2018年8月11日 (土)

『特攻の母!』(T_T);

(薩摩半島 訪問 : その61)
(※注:平成30年 5月 4日(金・祝)の記憶です。)
おはようございます!(^o^)/
【特攻の母!】(T_T);
(ペン)「お゛っ!
     あれが、『富谷食堂』なのぉ?」 Img_0657
(ハム)「うん。
     そうなんだって。
     なんでも、『鳥濱トメ』さんの、
     次女の証言などから、当時と同じ場所に、      外観も、当時のままに、      再現されたんだって。」
(ペン)「へぇ~!
     そうなんだぁ。
     それは、凄いね!」
(ハム)「さっきさ。
     歩道とか、道路には、電柱が無かったじゃん。
     だけど、ここは、当時を再現するために、
     わざわざ、木製の電柱を建てたんだって。
     ポストも、当時の物なんだってよ。」

(ペン)「ほぇ~!
     物凄い、徹底ぶりだよね。
     それで、食堂は、営業してるのぉ?」
(ハム)「いやいや、食堂と言うのは、あくまでも、
     名前だけだよぉ。
     今は、『ホタル館 富谷食堂』って、
     言うんだって。」
(ペン)「え゛~?
     それって、どう言うことぉ?」
(ハム)「あのね。
     『富谷食堂』は、建物としては、
     再現したんだけど、今は、内部を、
     資料館にしてあるんだって。
     それでね。
     『ホタル館』と言うのは、特攻隊員が、
     『特攻したら、ホタルになって帰って来ます。』
     と、言い遺した言葉から、名付けたんだって。」

(ペン)「あ゛~!
     そう言えば、『ホタル』って、
     映画があったじゃん!」
(ハム)「そうだね。
     それでね。
     『ホタル館 富谷食堂』は、
     平成13年(2001年)に、復元されて、
     映画『ホタル』も、同時期の公開だったんだ。
     だから、どっちがどっちと、言う訳ではなくて、
     とにかく、特攻隊員が、
     『特攻したら、ホタルになって帰って来ます。』
     と、言い遺した言葉が、重要で、それが、
     共通の言葉として、
     使われたんじゃないのかなぁって。」

(ペン)「そっかぁ。
     下種な、憶測をしちゃったなぁ。
     ごめんね。」
(ハム)「まぁ、気になったんだから、仕方ないよ。
     それでね。
     今、館長をされている方は、
     『鳥濱トメ』さんの孫で、
     『鳥濱明久』さんと言う方なんだって。
     その方なんだけどさぁ。
     館長の、お仕事だけでなく、
     『知覧いのちの物語』と言う書籍も、
     出版されているんだって。
     その上、『鳥濱トメ』さんから、直接、聴いた、
     当時の話を、語り部として、
     伝える活動もしてるんだってさ。」

(ペン)「ぎょぇ~!
     物凄いじゃん!」

(ハム)「いやいや、それだけじゃないんだよぉ。
     『鳥濱トメ』さんから、
     トメさんの味を受け継いで、メニューも、
     そのままで、昭和63年(1998年)に、
     『特攻おばさんの店 知覧茶屋』を、
     創業したんだ。
     それで、今は、そのお店の、
     店主でもあるんだって。」
(ペン)「なんともまぁ!
     館長で、著者で、語り部で、店主~!
     って、凄くない?」
(ハム)「そうだよねぇ。
     きっと、『鳥濱トメ』さんの想いが、
     そうさせているのかも知れないね。」

(ペン)「ところでさぁ。
     『特攻おばさんの店 知覧茶屋』って、
     どこにあるのぉ?」
(ハム)「あんれぇ~?
     運転手さんの、説明を聴いてなかったぁ?
     ほら!
     『平和公園』の、入口の右側。
     あそこに、レストランとか、食堂とか、      一杯沢山、並んでたじゃん!
     だけど、物凄い混雑ぶりで、運転手さんが、
     『君子危うきに近寄らず!』
     って言って、本当に、近寄らなかったじゃん。
     あそこの、体育館寄りに、あったんだよ。」

(ペン)「げぇ~!
     じゃぁさ。
     『知覧特攻平和会館』の、直ぐ近くに、
     あったってことなのぉ?」

(ハム)「そうだよぉ。
     だけど、物凄い大混雑で、あれじゃぁ、
     何時間掛かっても、お店の中にすら、
     入れなかったと思うよ。」
(ペン)「ふんぎゃ!
     そっかぁ。
     そうだったのかぁ。
     でもまぁ、運転手さんが、
     そう言うんだから仕方ないよね。
     ちょっと、心残りだけど。」

(ハム)「あとね。
     『ホタル館 富谷食堂』の内部なんだけど、
     今回は、時間が無くて、      寄ることができないのと、
     車椅子だと、中が狭くて、かなり、
     かったるいんだって。
     ましてや、2階には、登れないから、      外観だけで、勘弁してくださいって。
     それでね。
     1階は、『鳥濱トメ』さんと、
     特攻隊員達とのふれあいを、遺品や、写真、
     映像資料などで、展示、紹介してるんだって。
     2階は、『特攻の母』として、慕われた、
     『鳥濱トメ』さんの生涯を、展示、
     紹介してるんだって。」

(ペン)「ふぅ~ん。
     そうなんだぁ。
     展示物は、観てみたい気もするけど、確かに、
     全体的には、狭そうだし、2階には、
     おデブ隊長は、上がれないもんなぁ。
     それじゃぁ、仕方ないよね。
     でもさ!
     『鳥濱トメ』さんと、特攻隊員達との、
     ふれあいの写真ってさぁ。
     『三角兵舎』に、あった様な写真なのかなぁ。
     そうしたらさ。
     『きゃさりん副長。』は、また泣いちゃうぜ!」
(ハム)「そっかぁ!
     それはあるかもね。
     『ホタル館 富谷食堂』に寄ったら、ちょっと、
     ヤバかったかも知れないね。
     ところでさぁ。
     右手の方に、視線を移して欲しいって。」 Img_0658
(ペン)「えっとぉ、『富谷旅館』~?
     こっちは、食堂じゃぁなくって、旅館なのぉ?」

(ハム)「うん。
     『鳥濱トメ』さんが、開業したんだってさ。
     おっと!
     そう言っても、いきなりじゃ、      何も解らないよね。
     『鳥濱トメ』さんの、経歴を、
     簡単に整理しておこうね。
     ・明治35年(1902年)
      鹿児島県川辺郡西南方村(小さな港町)生まれ
     ・18歳で、『鳥濱義勇』氏と結婚
     なんだけどもね。
     『トメさん』のお宅は、とっても貧しくて、
     小学校にも、通うことができなかったんだって。
     それで、読み書きも、できなかったんだって。
     だけどもね。
     夫の『鳥濱義勇』氏が、『トメさん』に、
     読み書きを教えてくれたんだってさ。」

(ペン)「ひょぇぇ~!
     そんなことが、あったんだぁ!
     今では、全く、考えられないよね。」
(ハム)「まぁ、明治の、終わりの頃だからね。
     貧しい家は、殆ど、
     同じ様な状態だったみたいだよ。
     それでね。
     『鳥濱義勇』氏は、とっても優しい人で、
     『トメさん』との仲は、かなり、
     良かったみたいなんだ。
     だけどもね。
     『鳥濱義勇』氏は、旧家の出身で、
     『トメさん』との家柄に差があり過ぎて、
     とっても、苦労した様だよ。
     それでも、『トメさん』は、      身を粉にして働いて、
     ・昭和4年(1928年) 27歳
      『富谷食堂』開業
     するんだ。」
(ペン)「お゛~!
     待ってましたぁ!」
(ハム)「それでね。
     『鳥濱義勇』氏は、美男子で、『トメさん』も、
     かなりの美人だったんだって。
     だから、二人が並んで歩いていると、みんなが、
     振り向いて、羨ましがったんだって。
     その上、『トメさん』は、写真館の、
     広告写真のモデルになったり、他にも、
     写真モデルをしてたんだってよ。」
(ペン)「どっひゃぁ~!
     それまた、凄いじゃん!
     知覧町じゃぁ、超~、有名人だったんだねぇ。」
(ハム)「だよねぇ。
     実際、その辺りの頃までは、本当に、幸せで、
     良かったみたいだよ。
     でもね。
     ・昭和17年(1942年)
      陸軍知覧飛行場 完成
     の、頃から、段々と、おかしな流れに、
     なって行っちゃうんだ。」

(ペン)「そうなんだぁ。
     その頃ってさぁ。
     もう、戦争は、してたのかなぁ?」
(ハム)「うん。
     『支那事変(日中戦争)』とかは、
     それ以前に起きていたし、
     『大東亜戦争(太平洋戦争)』は、
     ・『陸軍』
      マレー作戦 
      昭和16年(1941年)12月8日 
      マレー半島北端 奇襲上陸
     ・『海軍』
      真珠湾攻撃
      昭和16年(1941年)12月8日 未明
      (ハワイ時間 同 12月7日)
      航空機 及び 潜航艇による攻撃
     で、開戦してたんだ。
     それで、昭和17年の頃は、負け戦は、殆ど、
     無かったんだよ。
     だから、それで、日本軍は、とっても大きな、
     勘違いを、しちゃうんだけどさ。」
(ペン)「そっかぁ。
     そんな状況だったんだね。
     それで、『富谷食堂』は、どうなるの?」
(ハム)「今まで、学習して来たから、解ると思うけど、
     知覧飛行場に、『大刀洗陸軍飛行学校』の、
     『分教所』が、できるじゃん。
     それで、『富谷食堂』は、
     陸軍指定の食堂になるんだ。
     すると、『富谷食堂』には、      『少年飛行兵』達が、
     わんさかと押し寄せて来て、たちまち、
     大賑わいの、お店になっちゃったんだよ。」
(ペン)「お゛~!
     そうだったね。
     それから、『鳥濱トメ』さんと、飛行隊員達、
     それから、特攻隊員達との、『ふれあい』が、
     始まって行くんだよね。」

(ハム)「そうなんだよ。
     それでね。
     最初は、みんなが、『トメさん』のことを、
     『おばさん』って、呼んでいたみたいなんだ。
     それが、次第に、
     『お母さん』と呼ぶ様になっちゃったんだって。
     とにかく、『トメさん』の人柄に、
     惚れちゃってと言うか、『トメさん』に、
     会いたくって、みんなが、『富谷食堂』に、
     やって来たみたいだよ。」
(ペン)「ほぇ~!
     それじゃぁ、超~、人気者ってことじゃん!
     でもさぁ。
     そんなに、兵隊さんが、集まって来てさ。
     あの『富谷食堂』に、入り切れたのかなぁ?」
(ハム)「お゛~!
     いいところに、気が付いたね。
     えっとね。
     なんでも、『離れ』が、あったみたいなんだ。
     それが、今の『富谷旅館』の、
     前進にもなったみたいなんだけど。」
(ペン)「そっか!
     『離れ』かぁ!
     だったら、順番で、食事をして、休んで、
     と言うこともできたんだろうね。」

(ハム)「うん。
     そうみたい。
     それでね。
     お金が無い兵隊さんもいたみたいなんだけど、
     誰彼、構わずに、その『離れ』は、
     使うことができて、休日は、
     みんなの溜まり場になって、のんびりと、
     過ごしていたんだって。」
(ペン)「ふぅ~ん。
     なるほどねぇ。
     当時は、戦争中だよね。
     だったら、娯楽と言う娯楽は、      なかっただろうし、
     部隊にいたら、気が休まらないものなぁ。
     兵隊さん達にとっては、唯一、
     気が休まる場所だったのかも知れないね。」
(ハム)「だけどね。
     日本軍は、段々と、劣勢になっちゃったでしょ。
     その上、昭和20年に入ってからは、      特攻作戦が、
     始まっちゃった訳じゃん。
     そうなると、もう、『富谷食堂』で休むとか、
     『離れ』で、息抜きするとかの話じゃぁ、
     なくなっちゃったんだよ。
     だから、『トメさん』は、自らが、
     知覧飛行場に出向き、特攻機を、
     見送り続けたんだ。
     その上、憲兵の検閲に、      引っ掛かりそうな手紙を、
     特攻隊員から預かり、代理で、
     投函し続けてもいたんだって。」
(ペン)「そっかぁ。
     そうなんだ。
     たった3年で、そんなにも、      変わっちゃったんだぁ。
     本当に、天国から、地獄だよね。
     それにさ。
     当時の、憲兵の検閲って、
     とっても厳しかったんでしょ。
     『トメさん』だって、下手をすれば、
     超~、ヤバかった訳じゃん!」
(ハム)「でもさ。
     よく考えてご覧よ。
     特攻隊員達は、命懸けで、
     出撃して行っちゃってたんだよ。
     『トメさん』にしたら、手紙を、
     代理で投函することぐらい、なんでも、
     なかったんじゃないのかなぁ。
     それにさ。
     特攻隊員達の、出撃の様子を、      自ら、書き綴って、
     個別に、全国各地の、家族のもとへ、
     送り続けたそうだよ。」
(ペン)「どっひゃぁ~!
     そこまで、していたのぉ?
     なんと言う、優しさと言うか、
     特攻隊員達のことを、想い考え、そして、
     家族のことも、想い考え、並大抵のことじゃぁ、
     絶対に、できないよぉ!」
(ハム)「そうだね。
     『トメさん』の心境を想うと、相当な、
     辛さの中での、ことだったろうね。」

(ペン)「う゛~、本当に、辛いなぁ。
     それで、その後は、どうなっていくのぉ?」
(ハム)「えっとね。
     戦後は、進駐軍に、知覧飛行場など、殆どが、
     接収されてしまうんだけど、『富谷食堂』は、
     残ったんだ。
     それで、初めは、進駐軍の、
     『富谷食堂』への出入りを、固辞するんだけど、
     進駐軍の歓迎会をきっかけに、米兵が、
     『富谷食堂』に出入りする様になって、結局、
     『ママさん』と、呼ばれるまでに、
     なっちゃうんだって。」
(ペン)「あれまぁ~!
     超~、驚き!
     米兵達からも、慕われちゃたって、ことなの?
     それってさぁ。
     相当な、人柄だったってことだよね。」
(ハム)「そう言うことだろうね。
     それでね。
     その後、知覧飛行場跡地を、訪れて来る遺族が、
     とっても増えてきちゃったんだって。
     だから、『トメさん』は、
     昭和27年(1952年)に、
     『離れ』があった場所に、
     訪れて来る遺族のために、『富谷旅館』を、
     開業したんだって。
     その最初の場所が、あの駐車場の奥の、
     『開聞岳』上空を、『隼』が飛んでいる写真の、
     奥なんだって。
     道路に面している建物は、      『本館』だそうだよ。」 Img_0659
(ペン)「あれま!
     駐車場の奥の写真なんて、全く、
     気付かずにいたよぉ!
     う゛~、あの写真。
     象徴的な一枚だよなぁ。
     その写真が、しっかりと、      遺されているなんてさ。
     なんとも言えない!」
(ハム)「あとね。
     『ホタル館 富谷食堂』の裏手に、      道路を挟んで、
     『別館』も、あるそうだよ。
     だから、今現在の『富谷旅館』は、『本館』・
     『本館離れ』・『別館』の、三つの建物で、
     構成されているそうだよ。」 Img_0660
(ペン)「ふぅ~ん。
     そうなんだぁ。
     きっと、人気の旅館でもあるんだろうね。」
(ハム)「なんでもね。
     宿泊プランとか、宿泊料金は、
     電話で予約する時に、相談して決めるんだって。
     だから、ネットとか、そう言う形での予約は、
     できないみたいだよ。」
(ペン)「へぇ~。
     きっとさぁ。
     『鳥濱トメ』さんの想いだけじゃぁなくってさ。
     お孫さんの、『鳥濱明久』さんとか、
     三代目女将の、『鳥濱初代』さんの、
     想いなどもあってさ。
     そういう方式に、
     なっているのかも知れないよね。」

(ハム)「うん。
     それからね。
     あと、『富谷旅館保存会』と言う組織も、
     あるんだってさ。」
(ペン)「あれま!
     保存会まであるんだぁ。
     なんだか、凄いことになっているよね。
     ところでさぁ。
     『トメさん』は、いつ頃まで、
     ご存命だったのぉ?」

(ハム)「えっとね。
     平成4年(1992年)だそうだよ。
     享年89歳で、桜の花が、散る頃に、
     息を引き取られたそうだよ。」
(ペン)「え゛~!
     それってさぁ。
     ひょっとしたら、特攻隊員の皆さんのところに、
     旅立たれたってことぉ?」
(ハム)「あぁ、そうかもね。
     いや、きっと、そうなんだと思うよ。
     今頃は、昔の様に、仲良く、
     愉しくしてるんじゃないのかなぁ。」
(ペン)「そうだよね。
     『トメさん』の想いは、永遠に、
     続いているんだものね。」
(つづく・・・。)
皆様、今日も、好い一日をお過ごしくださいませ!(^-^)/

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